第60回午後 OT 問18
70 歳の男性。前頭側頭型認知症。元来真面目な性格であった。ここ数年は平気で他人の物を盗るようになり、注意されても意に介さなくなった。また、些細なことで怒り出すため、対応に困った家族が主治医と相談し、デイケアに通所し、作業プログラムに参加することになった。 この患者への対応で適切なのはどれか。 2 つ選べ。
1
抽象的な指示を与える。
2
作業に失敗したら叱責する。
3
作業台の席替えを頻繁に行う。
4
道具を見やすいところに置く。
✓ 正解
5
作業を決まった手順で行わせる。
✓ 正解
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「抽象的な指示を与える」前頭側頭型認知症では抽象的指示で混乱しやすく、具体的で分かりやすい指示が必要である。
- 2.✕「作業に失敗したら叱責する」叱責は不安や怒りを強め、行動障害を悪化させる可能性がある。失敗しにくい環境調整が優先される。
- 3.✕「作業台の席替えを頻繁に行う」環境変化は混乱や不穏を招きやすい。一定の場所・手順で安定して活動できる設定が望ましい。