OT 午前 B-15-4. 依存症(物質・行動)

第60回午前 OT 問13

63 歳の男性。アルコール依存症。就職直後より毎晩大量に飲酒していた。40 歳代で入院し診断を受けた。以後は定職に就かず、連続飲酒による入退院を繰り返している。最近、気分の変動や失見当識が出現し、羽ばたき振戦も認められるようになった。 最も考えられるのはどれか。
1
肝性脳症
✓ 正解
2
進行麻痺
3
正常圧水頭症
4
尿毒症性脳症
5
Cushing 症候群
ANSWER   正解は 1 全国正答率 —

解説

  • 2.「進行麻痺」進行麻痺は神経梅毒に伴う精神・神経症状であり、長期大量飲酒後の失見当識と羽ばたき振戦からは肝性脳症の方が考えやすい。
  • 3.「正常圧水頭症」正常圧水頭症では歩行障害・認知障害・尿失禁が三徴であり、羽ばたき振戦を特徴としない。
  • 4.「尿毒症性脳症」尿毒症性脳症でも意識障害や振戦を来し得るが、本症例では長期大量飲酒による肝障害を背景とした肝性脳症がより整合する。
  • 5.「Cushing症候群」Cushing症候群は満月様顔貌や中心性肥満などが中心であり、羽ばたき振戦を伴う失見当識の原因としては典型的でない。
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出典

厚生労働省 公開ページ