OT 午前 D-6-2. 作業療法・活動介入

第55回午前 OT 問9

54 歳の女性。左母指ばね指の術後、経過は良好であったが、術後4か月ころから些細な動作で母指にビリビリするような疼痛が出現した。術後6か月目に自宅近くの病院を受診し、CRPS(複合性局所疼痛症候群)と診断され、投薬治療と外来作業療法が開始となった。開始時の左母指痛は NRS(numerical rating scale)で安静時1、動作時7。左上肢機能は総握りでは指尖手掌間距離が2〜4cm、肩・肘関節の ROM に軽度制限を認め、手指の MMT は段階4、握力2kg で、日常生活では左手をほとんど使用していない状態であった。 実施する作業療法で誤っているのはどれか。
1
疼痛を誘発しない動作方法を検討する。
2
疼痛の完全除去を目標とする。
✓ 正解
3
物品に触れる機会を増やす。
4
自動運動から開始する。
5
生活状況を聴取する。
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「疼痛を誘発しない動作方法を検討する」CRPS(複合性局所疼痛症候群)への作業療法では疼痛を誘発しない動作法の工夫は適切な介入である
  • 3.「物品に触れる機会を増やす」CRPSへの脱感作療法では段階的な触覚刺激の暴露は適切なアプローチ
  • 4.「自動運動から開始する」CRPS初期では疼痛増悪を避けるために他動より自動運動から開始することは適切
  • 5.「生活状況を聴取する」生活状況の把握は作業療法評価の基本であり適切な初期介入
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出典

厚生労働省 公開ページ