OT 午後 D-6-2. 作業療法・活動介入

第54回午後 OT 問15

65 歳の女性。元来、几帳面な性格だが友人も多く活動的に過ごしていた。4か月前に、自宅のリフォームを契機に、早朝覚醒、食思不振、抑うつ気分や意欲低下が生じ、友人とも会わないようになった。自宅で自殺を企図したが未遂に終わり、 1か月前に家族が精神科を受診させ、即日医療保護入院となった。単独散歩はまだ許可されていないが、抗うつ薬による治療で抑うつ気分は改善傾向にあり、病棟での軽い体操プログラムへの参加を看護師から勧められて、初めて参加した。 この時点での患者に対する作業療法士の関わりで適切でないのはどれか。
1
必要に応じて不安を受け止める。
2
過刺激を避けながら短時間で行う。
3
具体的体験により現実感の回復を促す。
4
参加各回の達成目標を明確にして本人と共有する。
✓ 正解
5
薬物療法の副作用が生じていないかアセスメントする。
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「必要に応じて不安を受け止める」不安の受け止めは必要だが、回復期では達成感の積み重ねと目標の明確化が主要介入
  • 2.「過刺激を避けながら短時間で行う」急性期の介入方針。回復期では段階的に活動量を増やしていく
  • 3.「具体的体験により現実感の回復を促す」離人感が前景でない限りうつ病回復期の主要アプローチではない
  • 5.「薬物療法の副作用が生じていないかアセスメントする」観察として必要だが、作業療法介入の目標選択肢としては不適切
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出典

厚生労働省 公開ページ