DR A C-3-2. 臨床化学(生化学) 2つ選べ

第114回医師A問66

48歳の女性。全身~怠感を主訴に来院した。20年前からほぼ毎日、日本酒6合 を飲酒している。7か月前に急性胃腸炎で入院した際にけいれんが生じたという。 1週前から食欲不振、~怠感と腹部膨満感が出現したため救急外来を受診し、入院 した。意識レベルはJCSⅠ-4。身長158cm、体重59kg。体温37.4℃。脈拍 108/分、整。血圧122/78mmHg。呼吸数20/分。SpO 96%(room air)。眼瞼結膜 は貧血様で、眼球結膜に黄染を認める。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は やや膨隆し波動を認める。全身に発汗を認める。血液所見:赤血球247万、Hb 9.6g/dL、Ht28%、白血球15,000、血小板6万、PT-INR2.1(基準0.9〜1.1)。 血液生化学所見:総蛋白6.2g/dL、アルブミン2.6g/dL、総ビリルビン6.1 mg/dL、直接ビリルビン3.4mg/dL、AST136U/L、ALT45U/L、LD362U/L (基準120〜245)、ALP384U/L(基準115〜359)、γ-GT223U/L(基準9〜50)、ア ミラーゼ68U/L(基準37〜160)、クレアチニン1.6mg/dL。HBs抗原陰性、HCV 抗体陰性。 対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
1
血小板輸血
2
ビタミンB群投与
✓ 正解
3
ガンマグロブリン投与
4
内視鏡的胆道ドレナージ
5
ベンゾジアゼピン系薬投与
✓ 正解
ANSWER   正解は 2・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「血小板輸血」血小板6万は出血の緊急適応なく、肝硬変による産生低下が原因のため輸血の即時適応はない。
  • 3.「ガンマグロブリン投与」免疫グロブリン製剤はITP・川崎病等への適応であり、アルコール性肝硬変・離脱症状には適応なし。
  • 4.「内視鏡的胆道ドレナージ」直接ビリルビン上昇はあるが、閉塞性黄疸の所見(胆管拡張等)を示す記載がなく、アルコール性肝硬変・肝炎による黄疸にドレナージは不適切。
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出典

厚生労働省 公開ページ