DR A C-3-2. 臨床化学(生化学)

第114回医師A問59

79歳の男性。右鼠径部から陰囊にかけての膨隆を主訴に来院した。2年前から 右鼠径部の膨隆を自覚していた。昨夜から還納できなくなり今朝から疼痛を伴うた め受診した。意識は清明。身長165cm、体重50kg。体温35.9℃。脈拍64/分、 整。血圧140/66mmHg。呼吸数16/分。腹部は平坦、軟で、右鼠径部から陰囊に かけて膨隆を認める。皮膚表面に変化を認めない。徒手的還納はできなかった。血 液所見:赤血球459万、Hb15.1g/dL、Ht44%、白血球8,400、血小板25万。血 液生化学所見:総蛋白7.7g/dL、アルブミン4.3g/dL、総ビリルビン0.9 mg/dL、AST26U/L、ALT21U/L、LD347U/L (基準120〜245)、CK148U/L (基準30〜140)、尿素窒素18mg/dL、クレアチニン0.9mg/dL、血糖112 mg/dL、Na142mEq/L、K4.2mEq/L、Cl96mEq/L。CRP0.9mg/dL。骨盤部 CT(別冊No. 28)を別に示す。 適切な対応はどれか。
1
緊急手術
✓ 正解
2
高圧浣腸
3
イレウス管留置
4
穿刺ドレナージ
5
内視鏡的整復術
ANSWER   正解は 1 全国正答率 —

解説

  • 1.「血清フェリチン」鉄欠乏の評価に用いる。再生不良性貧血の確定診断には骨髄検査が必須。
  • 3.「末梢血塗抹」汎血球減少・形態異常の確認に有用だが確定診断には不十分。
  • 4.「血清鉄」鉄代謝の評価であり再生不良性貧血の確定診断には使わない。
  • 5.「総鉄結合能」鉄欠乏性貧血の指標であり再生不良性貧血の診断には不要。
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出典

厚生労働省 公開ページ