DR A C-3-2. 臨床化学(生化学)

第114回医師A問48

70歳の男性。嚥下困難を主訴に来院した。2か月前から食物の飲み込みにくさ を自覚するようになった。徐々に食事摂取が困難となり、体重は1か月で5kg減 少した。身長170cm、体重59kg。体温36.5℃。脈拍76/分、整。腹部は平坦、 軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球334万、Hb10.8g/dL、Ht31%、 白血球7,200、血小板18万。血液生化学所見:総蛋白6.3g/dL、アルブミン3.3 g/dL、AST36U/L、ALT40U/L、尿素窒素19mg/dL、クレアチニン0.8 mg/dL、CEA14ng/mL(基準6以下)、SCC7.8ng/mL(基準1.5以下)。上部消 化管内視鏡像(別冊No. 19A)、生検組織のH-E染色標本(別冊No. 19B)及び腹部 造影CT(別冊No. 19C)を別に示す。 対応として適切なのはどれか。
1
肝切除術
2
試験開腹術
3
食道切除術
4
薬物による抗癌治療
✓ 正解
5
内視鏡的粘膜下層剝離術
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「ウイルス性肝炎」ウイルス性肝炎ではALT優位の上昇が多く、AST/ALT比は通常1未満。
  • 2.「薬剤性肝障害」薬剤性肝障害もALT優位のことが多い。
  • 4.「自己免疫性肝炎」ALT優位またはAST・ALT均等上昇が多く、AST/ALT比2以上は特徴的ではない。
  • 5.「非アルコール性脂肪性肝炎」NASHもALT優位のことが多く、AST/ALT比は1前後。
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出典

厚生労働省 公開ページ