第114回医師A問25
30歳の男性。このところ仕事に身が入らず遅刻が目立つようになったため、上 司からの勧めで産業医面談を受けた。面談で精神科受診を勧められ来院した。入社 以来、事務職に携わってきたが、4か月前に営業職に異動した。約1か月前から平 日は食欲が低下し、なんとなく元気が出なくなった。休みの前日は熟睡できるが、 それ以外の日はなかなか寝つけず、一旦寝ついても職場の夢をみて夜中に目が覚め ることが多くなった。欠勤はなく、休日は趣味のサーフィンを以前と変わらず楽し めているという。 初診時の対応として適切なのはどれか。
1
休職を勧める。
2
頑張るよう励ます。
3
抗うつ薬を処方する。
4
投影法の心理検査を実施する。
5
仕事に関する本人の考えを聞く。
✓ 正解
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「休職を勧める」欠勤がなく休日は趣味を楽しめており、この段階での休職勧奨は時期尚早。
- 2.✕「頑張るよう励ます」不眠・食欲低下を訴える患者への安易な励ましは逆効果。
- 3.✕「抗うつ薬を処方する」うつ病と確定していない初診段階での抗うつ薬処方は不適切。
- 4.✕「投影法の心理検査を実施する」初診時の優先度は高くない。まず状況の把握と傾聴が先決。