PH 実践③ A-3-2. 分子生物・遺伝の基礎 2つ選べ

第110回実践③ 薬剤師 問318

79 歳男性。難治性の気管支ぜん息と診断され、吸入ステロイド薬及び長時 間作用性気管支拡張薬による吸入療法を行っていた。しかし、効果不十分のため 3 ケ月前よりメポリズマブ(遺伝子組換え)皮下注が追加され、院内処方にて病院で 使用法の指導・確認を行っていた。今月より院外処方となり、薬局に処方 1 の処方 箋を持って訪れた。薬剤師は、患者に練習用模擬ペンにて一連の操作をしてもら い、適切に使用できるか確認することとした。 なお、この男性は、同一世帯に 75 歳の妻がおり、両者とも要支援・要介護認定 は受けていない。この夫婦は年金受給者でその他の収入はなく、窓口負担割合が 1 割である。 (処方 1 :処方日 7 月 1 日) メポリズマブ(遺伝子組換え)皮下注(100 mg/ 1 キット)(注) 1 キット 1 回 100 mg 4 週間に 1 回 皮下注射(自己注射) (注)この薬剤 1 キットの薬価は約 16 万円である。 (皮下注ペンの構造と概要) 薬液確認バー 針キャップ (透明) 安全カバー 薬液確認窓 使用前 使用後 未使用の場合、 薬液確認窓から 薬液が見えます 薬液注入後、薬液確認バーが 左側に移動します 穿刺用針は安全カバーに内蔵されており、針キャップを外し、安全カバーが見 えなくなるまで穿刺部位にペン先を押し込むと、針が刺さり、薬液が注入され る構造となっている。 患者の操作等について薬剤師が確認するポイントとして適切なのはどれか。2つ 選べ。
1
注入前に、ペンを激しく振ってから、薬液確認窓から薬液があるか確認した か。
2
ペンを注射部位に押し当てる前に、針キャップを外したか。
✓ 正解
3
注入前の作動確認として、安全カバーを指でペン本体に押し込み、動くことを 確認したか。
4
手を怪我するなどにより、ペンを注射部位に深く押し込むことができなくなっ ていないか。
✓ 正解
5
注射部位に対して斜め 45 度の角度で押し当て注入したか。
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「注入前にペンを激しく振ってから薬液を確認したか」激しく振る必要はなく、薬液は確認窓から確認する。
  • 3.「注入前の作動確認として安全カバーをペン本体に押し込み動くことを確認したか」事前に押し込むと針が出て使用できなくなるため、行わない。
  • 5.「注射部位に対して斜め45度の角度で押し当て注入したか」このペンは垂直に押し込んで注入する構造である。

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出典

厚生労働省 公開ページ