PH 理論② A-4-2. 循環障害・壊死 2つ選べ

第109回理論② 薬剤師 問154

78 歳女性。夫と 2 人暮らしであるが、半年前から物の置き忘れやしまい忘 れをするようになった。 3 ケ月前から誰もいない庭を指さして「子供たちが遊んで いる。」などと言うようになった。睡眠中に大声を出して、手足をばたつかせるこ とがあるが、本人に自覚はない。心配した夫に連れられ病院を受診した。診察時、 受け答えは良好であったが、歩行は小刻み様であった。日付や場所の見当識が一部 曖昧であり、ミニメンタルステート検査は 30 点満点中 23 点であった。また、脳血 流 SPECT により後頭葉の血流低下が認められた。 この患者に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
前頭葉に著明な萎縮が生じている。
2
パーキンソン症状が認められる。
✓ 正解
3
脳梗塞によって二次的に発症した可能性が高い。
4
幻視や REM 睡眠行動異常が認められる。
✓ 正解
5
症状は階段状に悪化する。
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「前頭葉に著明な萎縮が生じている」後頭葉血流低下・パーキンソン症状・幻視からレビー小体型認知症が示唆され、前頭葉萎縮は前頭側頭型認知症の特徴である。
  • 3.「脳梗塞によって二次的に発症した可能性が高い」本例の所見はレビー小体型認知症を示唆し、血管性認知症ではない。
  • 5.「症状は階段状に悪化する」階段状増悪は血管性認知症の特徴である。

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出典

厚生労働省 公開ページ