PH 実践③ B-1-3. 不整脈・伝導障害 2つ選べ

第108回実践③ 薬剤師 問324

45 歳女性。調理師。仕事中に動悸を感じていたが、疲れのためだろうと深 刻に考えていなかった。健康診断で不整脈の疑いが指摘されたため、近隣の診療所 を受診したところ、頻脈傾向で処方 1 が処方され薬局Aで調剤された。 1 週間後、診療所から紹介された医療機関を受診し、精査したところ、肝機能及 び腎機能は正常値であったものの、心房細動と確定診断されたため、新たに処方 2 が追加された。 この患者が処方 2 の処方箋を持参して、薬局Bに来局した。患者からの聞き取り で、処方 1 の薬を服用していることが確認できたが、お薬手帳には過去の治療薬の 記載のみで、処方 1 の薬の記載はなかった。また、患者は、セントジョーンズワー ト含有食品を常用していると話していた。 処方 1 開始時の血圧 143/86 mmHg、脈拍 98 回/分 (処方 1 ) ビソプロロールフマル酸塩錠 2.5 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 (処方 2 ) リバーロキサバン錠 15 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 この患者への薬局Bにおける薬学的管理に関する対応について適切なのはどれ か。2つ選べ。
1
セントジョーンズワート含有食品は、薬学的管理の対象とならないと判断し た。
2
血圧や脈拍などについて、薬局内の自動血圧計で測定してもらい、測定値を薬 歴に記載した。
✓ 正解
3
職業が調理師であるため包丁の使用などでの出血に注意するように説明した が、職業は個人情報であるため薬歴には記載しなかった。
4
リバーロキサバンに注意が必要なビタミン K 含有量の多いブロッコリーなど の食品の過剰摂取がないか確認した。
5
処方 1 について薬局Aに確認し、薬歴に記録を残しお薬手帳にも併用薬情報と して記載した。
✓ 正解
ANSWER   正解は 2・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「セントジョーンズワート含有食品は、薬学的管理の対象とならないと判断した」CYP 誘導による薬物相互作用があり、管理対象である。
  • 3.「職業は個人情報であるため薬歴には記載しなかった」服薬管理に必要な情報は薬歴に記載する。
  • 4.「リバーロキサバンに注意が必要なビタミン K 含有量の多い食品の過剰摂取を確認した」ビタミン K の相互作用はワルファリンに関するもので、DOAC のリバーロキサバンには該当しない。(※自動血圧計で測定し薬歴に記載すること、処方 1 を薬局Aに確認し記録・お薬手帳に記載することが適切)

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出典

厚生労働省 公開ページ