PH 実践③ B-5-1. 腎機能障害(AKI/CKD) 2つ選べ

第108回実践③ 薬剤師 問296

71 歳女性。身長 152 cm、体重 48 kg。12 年前に 2 型糖尿病と診断されイ ンスリン強化療法を受けた。最近は病状が安定し、経口薬でコントロールされてい る。以前から血圧が低く、近年は立ちくらみもあり、不定愁訴も多い。最近 1 年間 は、月 1 回通院して、処方 1 の薬剤を服用していた。前回( 1 ヶ月前)の検査値を 下に示す。 (処方 1 ) シタグリプチンリン酸塩水和物錠 25 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) フロセミド錠 20 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 30 日分 (身体所見及び検査値:1 ヶ月前の前回受診時) 血圧 90/64 mmHg、心拍 70 拍/分、赤血球 470 # 104/nL、白血球 4,800/nL、 血小板 28 # 104/nL、Hb 12.1 g/dL、K 3.7 mEq/L、AST 26 IU/L、 ALT 40 IU/L、c︲GTP 25 IU/L、総ビリルビン 0.9 mg/dL、 CK(クレアチンキナーゼ)23 IU/L(基準値(女性)20~150 IU/L)、 血清アルブミン 3.5 g/dL、血清クレアチニン 1.1 mg/dL、 eGFR 38.0 mL/min/1.73 m2、血糖 115 mg/dL、HbA1c 6.7%、 BNP 12.0 pg/mL(基準値 1 18.4 pg/mL) 尿糖(+)、尿蛋白(+)、尿中アルブミン/クレアチニン比 150 mg/gCr、 尿中ケトン体(-) 下肢の浮腫(!)、両側アキレス腱反射低下 この患者の状態について、あてはまるのはどれか。2つ選べ。
1
ネフローゼ症候群
2
慢性腎臓病(CKD)
✓ 正解
3
慢性心不全
4
糖尿病性神経障害
✓ 正解
5
肝硬変
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「ネフローゼ症候群」高度蛋白尿・低アルブミン血症の基準を満たさない(Alb 3.5 g/dL)。
  • 3.「慢性心不全」BNP 12.0 pg/mL と基準内で、心不全とはいえない。
  • 5.「肝硬変」該当する所見がない。(※eGFR 38 が持続し CKD、アキレス腱反射低下から糖尿病性神経障害が該当する)

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出典

厚生労働省 公開ページ