PH 実践① A-5-4. ワクチン・免疫予防の基礎 2つ選べ

第107回実践① 薬剤師 問229

70 歳男性。自宅にて、39 ℃の発熱及び全身倦怠感を認め、同日中に呼吸 困難となったため、家族が救急搬送を依頼した。救急病院に到着後、インフルエン ザウイルスの迅速抗原検出キットにて検査したところ、B 型陽性であり、インフル エンザウイルス感染症と診断された。なお、インフルエンザワクチンは未接種だっ た。また、本人からは高熱による頭痛の訴えがあった。救命救急センター担当医師 と薬剤師は、治療方針について、カンファレンスを実施した。 この患者の家族から、今後のインフルエンザワクチン接種について薬剤師に質問 があった。次の記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
この患者が予防接種を受ける場合、インフルエンザは予防接種法における A 類疾病に分類される。
2
この患者に対するインフルエンザワクチンの接種にかかる費用は、公的補助の 対象とはならない。
3
インフルエンザワクチンの接種においては、鶏卵、鶏肉、その他鶏由来のもの に対してアレルギーがある場合には注意が必要である。
✓ 正解
4
インフルエンザワクチンの接種後、この患者に健康被害が生じた場合は、予防 接種法に基づいた予防接種健康被害救済制度により救済措置を受けることができ る。
✓ 正解
5
インフルエンザワクチンは弱毒化ワクチンなので、ワクチン接種によりインフ ルエンザを発症することがある。
ANSWER   正解は 3・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「インフルエンザは予防接種法における A 類疾病に分類される」高齢者等を対象とする定期接種は B 類疾病である。
  • 2.「ワクチン接種にかかる費用は、公的補助の対象とはならない」定期接種(B 類)は公的補助の対象である。
  • 5.「弱毒化ワクチンなので、接種によりインフルエンザを発症することがある」不活化ワクチンであり、接種により発症することはない。(※鶏卵等に対するアレルギーがある場合は注意が必要で、健康被害には予防接種健康被害救済制度がある)

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出典

厚生労働省 公開ページ