第106回実践③ 薬剤師 問325
震度 7 の地震が発生した。避難所では、臨時の診療所が開設されており、 薬剤師が災害救助要員として参加した。この地域では、吐き気や咽頭痛の症状と共 に微熱や悪寒がみられるというウイルス感染症が流行し始めていた。この感染症に ついて、避難者の間では SNS(Social Networking Service)などで、不正確な感 染対策の噂が広まっていた。 その後、このウイルスはノロウイルスであることが判明した。この薬剤師の感染 対策に関する対応として適切なのはどれか。2つ選べ。
1
グルタラールでうがいを励行するよう指示した。
2
クロルヘキシジングルコン酸塩はノロウイルスの消毒には有効ではないと説明 した。
✓ 正解
3
メタノールで手指の消毒をするよう指示した。
4
床に嘔吐物が付着した場合は、塩素系漂白剤を使用して消毒するよう指示し た。
✓ 正解
5
石鹸とベンザルコニウム塩化物の配合液が消毒に有効であると説明した。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「グルタラールでうがいを励行するよう指示した」グルタラールは器具用の高水準消毒薬で、うがいには用いない。
- 3.✕「メタノールで手指の消毒をするよう指示した」メタノールは有毒で、手指消毒に用いない。
- 5.✕「石鹸とベンザルコニウム塩化物の配合液が消毒に有効である」ベンザルコニウムはノロウイルスに効果が不十分である。(※クロルヘキシジンはノロウイルスに無効で、嘔吐物には塩素系漂白剤〈次亜塩素酸ナトリウム〉を用いる)
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