PH 実践② B-10-4. 膠原病・血管炎(皮膚所見) 2つ選べ

第106回実践② 薬剤師 問262

50 歳男性。身長 165 cm、体重 65 kg。膠原病として全身性強皮症と診断さ れ、以下の処方で加療中である。 (処方) プレドニゾロン錠 5 mg 1 回 4 錠( 1 日4 錠) 1 日 1 回 朝食後 21 日分 シロスタゾール口腔内崩壊錠 50 mg 1 回 1 錠( 1 日2 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 21 日分 ベラプロストナトリウム錠 20 ng 1 回 2 錠( 1 日6 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 21 日分 強皮症の治療には毛細血管閉塞の改善を目的として抗血小板薬が用いられる。処 方薬の中で、抗血小板作用を示す薬物の機序として正しいのはどれか。2つ選べ。
1
トロンボキサン(TX)合成酵素を選択的に阻害することにより、TXA の産 生を阻害する。
2
プロスタノイドIP受容体を刺激して、血小板内のサイクリックAMP(cAMP) 産生を増加させる。
✓ 正解
3
ホスホジエステラーゼⅢを選択的に阻害して、血小板内の cAMP を増加させ る。
✓ 正解
4
セロトニン 5︲HT 受容体を遮断することにより、血小板内 Ca2+ 濃度の上昇を 抑制する。
5
ADP 受容体のサブタイプである P2Y 受容体を遮断することにより、血小板 内の cAMP の減少を抑制する。
ANSWER   正解は 2・3 全国正答率 —

解説

  • 1.「TX 合成酵素を選択的に阻害して TXA2 の産生を阻害する」オザグレルの機序で、本処方に該当薬がない。
  • 4.「セロトニン 5」HT2 受容体を遮断して血小板内 Ca²⁺ 上昇を抑制する」 — サルポグレラートの機序で、本処方に該当薬がない。
  • 5.「ADP の P2Y12 受容体を遮断して cAMP の減少を抑制する」クロピドグレル等の機序で、本処方に該当薬がない。(※ベラプロストは IP 受容体刺激で cAMP を増やし、シロスタゾールは PDE Ⅲ 阻害で cAMP を増やす)

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出典

厚生労働省 公開ページ