PH 実践① A-5-1. 病原体の基礎(細菌・ウイルス等) 2つ選べ

第106回実践① 薬剤師 問245

小学校において、学校薬剤師が飲料水の水質検査を行った。この学校で は、飲料水は水道水を水源として 3 階建物屋上の高置水槽に貯水し、あらためて塩 素消毒装置を通したのち、校内の各階に設置した給水栓から給水している。 学校薬剤師が貯水する前の水道水及び高置水槽から最も遠い 1 階の給水栓におけ る水の水質検査を実施したところ、表に示す結果となった。 貯水する前の水道水 給水栓における水 一般細菌 26 集落/mL 85 集落/mL 大腸菌 検出されず 検出されず 塩化物イオン 35 mg/L 37 mg/L 有機物(全有機炭素(TOC)の量) 1.6 mg/L 2.8 mg/L pH 値 6.8 7.8 味 異常なし 異常なし 臭気 異常なし 異常なし 色度 0.5 度 0.5 度 濁度 0.1 度 1.2 度 遊離残留塩素 0.15 mg/L 0.05 mg/L この飲料水の水質検査の実施状況及び結果から推測される内容として、適切なの はどれか。2つ選べ。
1
貯水する前の水道水が、水道水質基準を満たしていない。
2
給水栓における水の一般細菌が、学校環境衛生基準を超えて検出されている。
3
高置水槽内部が汚染されている可能性がある。
✓ 正解
4
校内給水系統に、し尿浄化槽排水が混入している可能性がある。
5
塩素消毒が適切に行われていない可能性がある。
✓ 正解
ANSWER   正解は 3・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「貯水する前の水道水が、水道水質基準を満たしていない」貯水前(水道水)の値は基準内である。
  • 2.「給水栓における一般細菌が、学校環境衛生基準を超えて検出されている」一般細菌が基準を超えて検出された根拠はない。
  • 4.「校内給水系統に、し尿浄化槽排水が混入している可能性がある」塩化物イオンの大きな上昇はなく、し尿混入の根拠に乏しい。(※給水栓で濁度・TOC が上昇していることから高置水槽内部の汚染が、遊離残留塩素が低下していることから塩素消毒が適切に行われていない可能性がある)

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出典

厚生労働省 公開ページ