PH 実践① B-1-5. 高血圧・血管疾患・血栓塞栓

第106回実践① 薬剤師 問228

60 歳男性。高血圧症及び不眠症のため、 2 週間ごとに近医を受診してい た。最近、呼吸困難感及び胸痛を認め、さらに血痰及び喀血を生じたため、精査加 療目的で大学病院に入院となった。その後、侵襲性肺アスペルギルス症と診断さ れ、ボリコナゾールによる治療を翌日から開始することになった。入院時の持参薬 は以下のとおりである。 アジルサルタン錠 20 mg 1 回 1 錠 1 日 1 回 朝食後 14 日分 スボレキサント錠 20 mg 1 回 1 錠 1 日 1 回 就寝前 14 日分 ボリコナゾール投与開始にあたり、病棟担当薬剤師は持参薬の内容を確認して、 病棟担当医に服用する薬剤の変更を提案した。その内容として適切なのはどれか。 1つ選べ。
1
アジルサルタン錠をテルミサルタン錠に変更
2
アジルサルタン錠をアムロジピンベシル酸塩錠に変更
3
アジルサルタン錠をアゼルニジピン錠に変更
4
スボレキサント錠をロルメタゼパム錠に変更
✓ 正解
5
スボレキサント錠をトリアゾラム錠に変更
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「アジルサルタン錠をテルミサルタン錠に変更」同じ ARB で、相互作用の回避にならない。
  • 2.「アジルサルタン錠をアムロジピンベシル酸塩錠に変更」アムロジピンも CYP3A4 の基質である。
  • 3.「アジルサルタン錠をアゼルニジピン錠に変更」アゼルニジピンも CYP3A4 の基質で併用注意である。
  • 5.「スボレキサント錠をトリアゾラム錠に変更」トリアゾラムも CYP3A4 の基質で、ボリコナゾールと併用禁忌である。(※スボレキサント〈CYP3A4 基質〉を、抱合代謝で CYP に依存しないロルメタゼパムに変更するのが適切)

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出典

厚生労働省 公開ページ