PH 実践② A-5-1. 病原体の基礎(細菌・ウイルス等) 2つ選べ

第105回実践② 薬剤師 問265

73 歳男性。胃全摘出術後 4 日目に発熱があり、CRP も上昇していた。胸 部単純レントゲン写真で右下肺野に浸潤影を認め、喀痰培養の結果にて MRSA が 検出されたため、バンコマイシンの投与を開始した。 7 日間投与したが効果が得ら れなかったため、病棟担当薬剤師に薬剤の変更について医師から相談があり、作用 機序の異なるリネゾリドの静脈内投与を提案した。 検査値:体温 38.1 ℃、CRP 5.8 mg/L、Ccr 44.5 mL/min、 赤血球数 420 # 104/nL、白血球数 4,000/nL、血小板数 25 # 104/nL リネゾリドをこの患者に使用する上での留意点として適切なのはどれか。2つ選 べ。
1
投与終了 1 ~ 2 時間後の血中濃度を測定する必要がある。
2
効果不十分な場合は、点滴静注時間を 15 分に短くすることで効果を高めるこ とができる。
3
中等度腎障害のため、減量して投与する。
4
骨髄抑制を起こすことがあるので、定期的に血液検査を行う。
✓ 正解
5
経口投与が可能な状態になったら、経口剤への切り替えを提案する。
✓ 正解
ANSWER   正解は 4・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「投与終了1〜2時間後の血中濃度を測定する必要がある」リネゾリドは通常TDMを要しない
  • 2.「点滴静注時間を15分に短くすると効果が高まる」時間依存性で投与時間短縮は不適
  • 3.「中等度腎障害のため減量して投与する」リネゾリドは腎機能による用量調節を要しない

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出典

厚生労働省 公開ページ