第114回医師B問35
82歳の男性。胃癌の終末期のため自宅で最期を迎えたいという本人と家族の意 向に従って在宅で緩和医療を受けていた。前日の主治医による診察時には傾眠状態 であり、かろうじて呼名に反応がみられた。今朝、妻から「息をしていないようだ」 と訪問看護ステーションに連絡があり、主治医が看護師とともに自宅を訪問した。 呼吸は停止しており、心拍は確認できない。対光反射はなく瞳孔は散大している。 他の身体所見に不審な点は認めない。 対応として適切なのはどれか。
1
救急車を呼ぶ。
2
警察に通報する。
3
心肺蘇生を行う。
4
自家用車で病院に搬送する。
5
死亡確認し、死亡診断書を作成する。
✓ 正解
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解説
- 1.✕「完全安静指示」鉄欠乏性貧血患者に完全安静は必要なく、治療は鉄補充が基本。
- 3.✕「輸血の実施」重篤な貧血(Hb7g/dL以下等)では考慮するが、鉄欠乏性貧血の一般的な初期治療は経口鉄剤。
- 4.✕「葉酸投与」葉酸欠乏性貧血に有効であり、鉄欠乏性貧血には適応外。
- 5.✕「ビタミンB12投与」悪性貧血(内因子欠乏)に有効であり、鉄欠乏性貧血の治療ではない。