PH 実践③ A-6-3. 毒性・副作用機序 2つ選べ

第111回実践③ 薬剤師 問339

13 歳男児。体重 50 kg。エピペン注射液 0.3 mg(注) の処方が記載された処 方箋を持って母親とともに薬局を訪れた。薬剤師が情報収集したところ、男児は昼 食にうどんを食べた後、屋外の運動場でサッカーをしているときに倒れたとのこと だった。倒れたのは運動開始 30 分後だった。緊急搬送後、適切な処置により症状 は消失し、その後小麦による食物依存性運動誘発アナフィラキシーと診断され、エ ピペン注射液を処方された。 ⎧ ⎫ 注: 1 管 2 mL、アドレナリンを 2 mg 含有するプレフィルドシリンジ。 ⎜ ⎜ ⎜ ⎜ 1 回に 0.3 mL 注射される。 ⎩ ⎭ なお、 2 週間前にもパスタを食べた後にサッカーをしたところ、軽度のかゆみや 発疹の症状があった。夜食にうどんやパスタを食べても異常はなく、空腹時にサッ カーをしても異常はなかった。 使用方法の説明後、男児の母親から、今後の生活における注意点について質問 があった。薬剤師が行う生活指導の内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
1
運動は屋外を避け、屋内の体育館で行う。
2
小麦を含む食品を摂取した場合は、食後の運動を避ける。
✓ 正解
3
運動中、こまめに水分を補給することで発症を予防できる。
4
エピペン注射液を常時携帯させる。
✓ 正解
5
食事は、小麦の完全除去が必要である。
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「運動は屋外を避け、屋内の体育館で行う」場所の問題ではなく、原因食物(小麦)摂取後の運動を避けることが重要。
  • 3.「こまめに水分を補給することで発症を予防できる」水分補給では発症を予防できない。
  • 5.「食事は小麦の完全除去が必要である」摂取後の運動を避ければよく、完全除去までは不要。

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出典

厚生労働省 公開ページ