PH 実践③ H-6-5. 周術期・がん・緩和の栄養 2つ選べ

第110回実践③ 薬剤師 問340

65 歳男性。身長 178 cm、体重 75 kg。食道がんの術前・術後の栄養管理に栄養 サポートチーム(NST)が介入することになった。術前においては、本患者の食 道に通過障害はあるものの、水分摂取は可能で食道以外に障害はなかった。術後に おいても、水分摂取は可能であった。この患者に対する栄養療法に関する記述とし て適切なのはどれか。2つ選べ。
1
術前の栄養管理は、経腸栄養療法は実施できない。
2
術後の栄養管理には、経腸栄養療法が適している。
✓ 正解
3
末梢静脈栄養療法では 1 日で必要な糖質量を摂取できる。
4
経腸栄養剤としては、消化態栄養剤よりも半消化態栄養剤の方が適している。
✓ 正解
5
経腸栄養療法よりも、中心静脈栄養療法の方が感染性リスクは少ない。
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「術前の栄養管理は経腸栄養療法を実施できない」食道に通過障害があってもそれより先(空腸等)への経管栄養は可能で、一律に実施できないわけではない。
  • 3.「末梢静脈栄養療法で1日に必要な糖質量を摂取できる」末梢静脈栄養では高張になるため、必要なエネルギー(糖質)を十分に投与できない。
  • 5.「経腸栄養療法よりも中心静脈栄養療法の方が感染性リスクは少ない」中心静脈栄養はカテーテル関連血流感染のリスクが高く、経腸栄養の方が感染リスクは低い。

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出典

厚生労働省 公開ページ