PH 理論① B-6-4. 免疫不全・輸血関連 2つ選べ

第109回理論① 薬剤師 問120

ヒト免疫不全ウイルス(HIV)感染と薬害エイズに関する以下の問いに答 えよ。 血友病の治療のために投与された非加熱血液製剤により HIV 感染が生じた事例 に関連する生物学的知識として、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
遺伝性血友病は X 連鎖潜性(劣性)遺伝により生じるため、男性に発症しや すい。
✓ 正解
2
血漿中の HIV は加熱処理しなくても、孔径 0.22 nm のメンブレンろ過により 除去できる。
3
血液製剤に混入した HIV は、治療を受ける患者の CD8 陽性 T リンパ球に感染 する。
4
HIV はレトロウイルスであり、プロウイルス化により感染宿主細胞内で長期間 潜伏できる。
✓ 正解
5
HIV 感染による症状として、花びらのように分かれた核を持つ特徴的な腫瘍化 T 細胞がみられるようになる。
ANSWER   正解は 1・4 全国正答率 —

解説

  • 2.「孔径 0.22 nm のメンブレンろ過により HIV を除去できる」単位・サイズが不適で、約 100 nm の HIV は通常の除菌ろ過では除去できない。
  • 3.「治療を受ける患者の CD8 陽性 T リンパ球に感染する」HIV は CD4 陽性 T リンパ球(ヘルパー T 細胞)に感染する。
  • 5.「花びらのように分かれた核を持つ特徴的な腫瘍化 T 細胞がみられる」花弁状核の腫瘍細胞は HTLV-1 による成人 T 細胞白血病(ATL)の特徴で、HIV 感染ではない。

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出典

厚生労働省 公開ページ