第108回実践① 薬剤師 問239
20 歳男性。路上で意味不明なことを叫びながら暴れており、近隣住民が警 察に通報した。警察官到着時、ろれつが回らず、痙れんを起こしたため救急要請し た。救急隊到着時、頻脈と発汗を認め、興奮状態であった。救急病院に搬送され、 この患者の尿を分析したところ覚醒剤及びその代謝物が検出された。 (来院時の状態) 血圧 149/90 mmHg、心拍 170 拍/分、呼吸数 60 回/分、体温 38.8 ℃、散瞳 (左右 6.0 mm)で対光反射は正常。発汗が著明、痙れんは消失、振戦あり。 四肢の静脈に多数の注射痕あり。 この患者の興奮状態を抑えるために使用される適切な薬剤はどれか。1つ選べ。
1
プロクロルペラジンメシル酸塩注
2
ジアゼパム注
✓ 正解
3
フェニトインナトリウム注
4
ロクロニウム臭化物注
5
フルマゼニル注
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「プロクロルペラジンメシル酸塩注」抗精神病薬で痙攣閾値を下げうるため、覚醒剤中毒の興奮抑制の第一選択ではない。
- 3.✕「フェニトインナトリウム注」抗てんかん薬で、覚醒剤による興奮状態の抑制には適さない。
- 4.✕「ロクロニウム臭化物注」筋弛緩薬であり、興奮そのものを鎮静する薬剤ではない。
- 5.✕「フルマゼニル注」ベンゾジアゼピン拮抗薬で、鎮静には逆効果(痙攣誘発の恐れ)である。(※ジアゼパムが興奮・痙攣の鎮静に適切)
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