PH 実践③ B-1-3. 不整脈・伝導障害

第107回実践③ 薬剤師 問344

53 歳男性。入院中に発症した頻脈性不整脈に対して以下の処方が開始となっ た。 (処方) シベンゾリンコハク酸塩錠 100 mg 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 4 日分 4 日後、朝服用して 2 時間後に血中濃度を測定すると 920 ng/mL となっていた (目標域:800 ng/mL 以下)。なお、患者の eGFR は 30 mL/min/1.73 m2 であり、 肝機能値は正常範囲内であった。この症例に対する薬剤師が医師に行う提案とし て、適切でないのはどれか。1つ選べ。
1
徐脈や血圧低下の可能性があるため、脈拍数と血圧をモニターする。
2
低血糖が現れる可能性があるため、血糖値を測定する。
3
PQ の延長や QRS 幅の増大などの心電図異常が認められる可能性があるため、 心電図をモニターする。
4
腎機能に応じた投与量の減量をする。
5
過量投与への対応として 5 %ブドウ糖液とフロセミドを使用する。
✓ 正解
ANSWER   正解は 5 全国正答率 —

解説

  • 1.「(適切)「脈拍数と血圧をモニターする」徐脈・血圧低下に備え適切で、適切でないものを問う本問の答えではない。
  • 2.「(適切)「血糖値を測定する」シベンゾリンは低血糖を起こしうるため適切である。
  • 3.「(適切)「心電図をモニターする」PQ 延長・QRS 幅増大などに備え適切である。
  • 4.「(適切)「腎機能に応じた投与量の減量をする」eGFR 30 と腎機能低下があり適切である。(※シベンゾリンは強制利尿の効果が乏しく、「5 %ブドウ糖液とフロセミドの使用」は過量投与への対応として適切でない)

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出典

厚生労働省 公開ページ