PH 実践③ A-3-2. 分子生物・遺伝の基礎 2つ選べ

第107回実践③ 薬剤師 問296

54 歳男性。既往歴なし。咳と嗄声が継続していたが、血痰を認めたため近 医を受診した。胸部 X 線で右肺腫瘤を指摘され、総合病院呼吸器内科を紹介受診 した。精査の結果 cT2N3M1b Stage Ⅳ A の非小細胞肺がん(腺がん)と診断され た。パフォーマンスステータス(PS) 1 。治療薬選択にあたり、遺伝子検査が実 施された。EGFR 遺伝子変異(陰性)、ALK 遺伝子転座(陰性)、ROS1 遺伝子転 座(陽性)、BRAF 遺伝子変異(陰性)、PDL︲1 F 50%。 患者に喫煙歴はなく、機会飲酒のみ。就学中の子供がいるため、外来通院治療を 希望している。 この患者の一次治療薬として、適切なのはどれか。2つ選べ。
1
エルロチニブ
2
クリゾチニブ
✓ 正解
3
ゲフィチニブ
4
ペムブロリズマブ
✓ 正解
5
アレクチニブ
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「エルロチニブ」EGFR 変異陽性例に用いる薬で、本例は EGFR 陰性である。
  • 3.「ゲフィチニブ」EGFR 変異陽性例に用いる薬である。
  • 5.「アレクチニブ」ALK 転座陽性例に用いる薬で、本例は ALK 陰性である。(※ROS1 転座陽性にはクリゾチニブ、PD-L1 高発現にはペムブロリズマブが適切)

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出典

厚生労働省 公開ページ