PH 実践① D-2-1. 用法用量・投与設計(腎肝調整) 2つ選べ

第107回実践① 薬剤師 問196

17 歳男性。身長 175 cm、体重 72 kg。悪性軟部肉腫に対し、以下の処方で 初期治療を行うことになった。 (処方) ドキソルビシン塩酸塩注射用 120 mg 生理食塩液 50 mL 1 本 30 分かけて点滴静注 この処方を調製する際には、難溶性の凝集体が生成することがある。確実に溶解 させるための操作として、適切なのはどれか。2つ選べ。なお、処方にない溶解液 を用いる場合は、医師に確認した上で行うものとする。
1
微量の生理食塩液をゆっくり加えて攪拌後、生理食塩液 50 mL に混合する。
2
溶解に必要な量の生理食塩液を素早く加えて攪拌後、生理食塩液 50 mL に混合 する。
✓ 正解
3
溶解に必要な量の注射用水を素早く加えて攪拌後、生理食塩液 50 mL に混合す る。
✓ 正解
4
溶解に必要な量の 7 %炭酸水素ナトリウム液を素早く加えて攪拌後、生理食塩 液 50 mL に混合する。
5
溶解に必要な量の 10%塩化ナトリウム液を素早く加えて攪拌後、生理食塩液 50 mL に混合する。
ANSWER   正解は 2・3 全国正答率 —

解説

  • 1.「微量の生理食塩液をゆっくり加えて攪拌後、混合する」ゆっくり加えると凝集体を生じやすく、確実な溶解には必要量を素早く加える。
  • 4.「7 %炭酸水素ナトリウム液を加えて攪拌後、混合する」アルカリ性下でドキソルビシンが分解するため不適である。
  • 5.「10 %塩化ナトリウム液を加えて攪拌後、混合する」高張・高イオン強度はコロイドの凝集を促し不適である。(※溶解に必要な量の生理食塩液または注射用水を素早く加えて攪拌する)

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出典

厚生労働省 公開ページ