第106回実践① 薬剤師 問196
27 歳既婚女性。生理が遅れているため、自宅近隣のドラッグストアで、妊 娠検査薬※を購入した。自宅でこの検査薬の説明書どおりに採尿部に尿をかけて、 規定の時間が経過したのち反応を観察した。 ※ 妊娠時にはヒト絨毛性性腺刺激ホルモン(hCG)が分泌されることが知られてお り、尿中の hCG をイムノクロマトグラフィーで検出する妊娠検査薬が市販され ている。 次の模式図は、この女性が購入した妊娠検査薬の検出メカニズムを表している。 以下の記述のうち、誤っているのはどれか。1つ選べ。 採尿部 判定窓 終了確認窓 尿 抗体A 抗体B 抗体C hCG 標識 抗体A:マウス抗 X 標識抗体 抗体B:マウス抗 X 抗体 抗体C:ウサギ抗 Y 抗体
1
目視で観測するため、抗体Aの標識には主に金コロイドが用いられる。
2
X に入るのは、hCG である。
3
Y に入るのは、ウサギ IgG である。
✓ 正解
4
尿中の hCG 濃度が著しく高いとき、判定窓の線が濃く、終了確認窓の線が薄 くなったり、消失したりする場合がある。
5
抗体Cの代わりに、hCG を用いることも可能である。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「(正しい)「抗体Aの標識には主に金コロイドが用いられる」正しい記述で、誤りを問う本問の答えではない。
- 2.✕「(正しい)「X に入るのは hCG である」正しい。
- 4.✕「(正しい)「hCG 濃度が著しく高いとき、終了確認窓の線が薄くなることがある(プロゾーン現象)」正しい。
- 5.✕「(正しい)「抗体Cの代わりに hCG を用いることも可能である」正しい。(※終了確認窓の抗体Cが捕捉する Y は標識抗体〈マウス IgG〉で、「Y はウサギ IgG」は誤り)
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