DR C C-6-3. 神経生理検査 2つ選べ

第114回医師C問57

43歳の男性。自営業。すぐに機嫌を損ねて怒鳴るようになったため、妻と母親 に説得されて来院した。4か月前に父親が急逝してからしばらくの間、元気がな く、家族と話さなくなった。1か月前から店で必要以上にたくさん仕入れをするよ うになり、従業員に対して大声で怒鳴りつけるようになった。商品陳列の場所を何 度も変え、始終移動させているようになった。元来ほとんど飲酒をしなかったが、 毎晩飲酒をするようになったという。多弁で、感情の動きが激しく表出され、話題 が際限なく広がる。本人は受診について不満であり、精神的なストレスで悲観的な 考えに陥っている家族の方に治療を受けさせたいと述べている。これまでに発達上 の問題はなかった。血液検査、頭部MRI及び脳波検査に異常を認めない。 この患者にみられる症状はどれか。2つ選べ。
1
感覚失語
2
観念奔逸
✓ 正解
3
行為心迫
✓ 正解
4
連合弛緩
5
小動物幻視
ANSWER   正解は 2・3 全国正答率 —

解説

  • 1.「感覚失語」感覚失語は側頭葉病変で生じ、語音の理解が障害される。本症例では多弁・話題の拡散であり感覚失語ではない。
  • 4.「連合弛緩」連合弛緩は思考の論理的つながりが障害される症状で、統合失調症に特徴的。本症例の観念奔逸(思考が次々と転換)とは異なる。
  • 5.「小動物幻視」レビー小体型認知症に特徴的な幻視であり、本症例の躁状態の症状とは異なる。
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出典

厚生労働省 公開ページ