DR C B-13-2. 分娩・産科救急

第114回医師C問49

29歳の女性(1妊1産 。分娩後1日で入院中である。妊娠38週3日で骨盤位の ため帝王切開分娩となった。術中出血量は800mLで術中術後の経過は順調であっ た。術後の初回歩行を開始したところ、突然の呼吸困難と胸痛とを訴えた。意識は 清明。身長154cm、体重77kg。脈拍104/分、整。血圧128/76mmHg。呼吸数 26/分。SpO 92%(room air 。呼吸音に異常を認めない。 最も考えられるのはどれか。
1
羊水塞栓症
2
急性心筋梗塞
3
周産期心筋症
4
肺血栓塞栓症
✓ 正解
5
急性大動脈解離
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「羊水塞栓症」分娩中または直後に突然の心肺停止・DICとして発症し、術後初回歩行時の発症パターンとは異なる。
  • 2.「急性心筋梗塞」可能性はあるが、術後初回歩行・肺塞栓のリスク因子(肥満・帝王切開・安静)があり肺血栓塞栓症が最も考えられる。
  • 3.「周産期心筋症」心不全症状は徐々に進行し、突然発症は少ない。
  • 5.「急性大動脈解離」激烈な胸背部痛が特徴的であり、本症例の所見とは合致しない。
📊学習履歴を見る

出典

厚生労働省 公開ページ