DR B B-3-1. 食道・胃の主要疾患

第114回医師B問37

68歳の男性。ふらつきを主訴に来院した。10年前に胃癌で胃全摘術を受けてい る。4か月前から歩行時のふらつきを自覚し、特に階段を降りるときに足元を確認 しないとよろけることがあった。1か月前から両足にじんじんとしびれる感じを自 覚するようになったという。今朝、洗顔時にふらついて洗面台に頭をぶつけたため 受診した。眼球運動は正常で眼振は認めない。上肢の腱反射は正常である。膝蓋腱 反射は亢進しているが、アキレス腱反射は低下している。立位で体幹の動揺があり 閉眼時に増強する。 想定される障害部位はどれか。
1
後頭葉
2
大脳基底核
3
小脳
4
脊髄後索
✓ 正解
5
神経筋接合部
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「後頭葉」視覚野であり、運動失調の原因にはならない。
  • 2.「大脳基底核」Parkinson病様の運動障害を来すが、小脳性失調は来さない。
  • 3.「小脳」小脳病変では同側の運動失調が生じるが、胃全摘後のビタミンB12欠乏による症状(深部感覚障害・Romberg徴候陽性)とは合致しない。
  • 5.「神経筋接合部」重症筋無力症等で筋力低下が生じるが、感覚性失調・Romberg徴候は来さない。
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出典

厚生労働省 公開ページ