DR A C-11-6. 重症度・予後スコア

第114回医師A問51

52歳の男性。意識障害のため同僚とともに来院した。倉庫内でガソリンエンジ ンを動力源とするコンクリートカッターを使用して鉄筋コンクリートの床面の切断 作業を行っていたが、うずくまるようにして倒れているのを発見された。コンク リートカッターは作動したまま、放置されていた。意識はもうろうとしていたが、 外傷はなかったため、社用車で来院した。同所で作業し、ともに来院した同僚4名 は頭痛や悪心の症状を訴えている。意識レベルはJCSⅡ-10。体温36.8℃。脈拍 88/分、整。血圧146/80mmHg。呼吸数24/分。SpO 97%(room air)。顔色は紅 潮している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知 しない。四肢の筋緊張は低下している。 まず行うべき処置はどれか。
1
胃管挿入
2
酸素投与
✓ 正解
3
ブドウ糖静注
4
アドレナリン筋注
5
吸入β刺激薬投与
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「硬膜外血腫」外傷後の意識消失・清明期・再悪化のパターンが典型。突然の激しい頭痛から始まる病態ではない。
  • 2.「硬膜下血腫」慢性型は高齢者の軽微な外傷後に生じる。突然発症の激しい頭痛は典型的でない。
  • 4.「脳内出血」高血圧患者の突然発症として鑑別に挙がるが、「最も激しい頭痛」の表現はくも膜下出血に典型的。
  • 5.「脳梗塞」脳梗塞は通常徐々に進行し、突然の激しい頭痛を伴うことは稀。
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出典

厚生労働省 公開ページ