OT 午後 D-6-2. 作業療法・活動介入

第55回午後 OT 問18

21 歳の女性。衝動的に食器を割ったり、自身の手首を切ったりするなどの行為が続いたため精神科病院へ入院となった。夜になると両親に電話し、自分を見捨てるのではないかと脅迫的に責めたてた。また主治医を罵倒し、椅子を投げつけるなどの暴力を振るった後すぐに「先生はすばらしいお医者さんですからどうか治してください」と泣きながら懇願することもあった。 この患者の作業療法を行う上で適切でないのはどれか。
1
患者の退行的な言動を受け入れる。
✓ 正解
2
作業療法以外の治療状況を把握する。
3
作業療法士の中に生じてくる感情を自覚する。
4
行動化による自己破壊的な結果を患者に説明する。
5
患者、作業療法士の双方が守るべき規則を明確にする。
ANSWER   正解は 1 全国正答率 —

解説

  • 2.「作業療法以外の治療状況を把握する」他職種との情報共有は重要だが、境界性PDの急性期では治療の枠組みの維持が最優先
  • 3.「作業療法士の中に生じてくる感情を自覚する」逆転移の自覚は重要だが、入院初期の急性期対応としての最優先行動ではない
  • 4.「行動化による自己破壊的な結果を患者に説明する」境界性PDへの直面化(自己破壊の結果説明)は治療関係が構築された後に行い、入院初期には向かない
  • 5.「患者、作業療法士の双方が守るべき規則を明確にする」治療的枠組みの設定は重要だが、入院直後の最初のアプローチとして最優先というよりは治療継続の基盤
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出典

厚生労働省 公開ページ