PH 実践② A-6-1. 受容体・作用機序

第110回実践② 薬剤師 問259

65 歳男性。最近、尿意を我慢できなくなってきたため、近くの泌尿器科を 受診したところ、過活動膀胱と診断され、行動療法とともに以下の処方で治療を開 始することとなった。当薬局への来局は今回が初めてであったことから、お薬手帳 の確認と聞き取りを行った。 (処方) ソリフェナシンコハク酸塩錠 5 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 (お薬手帳の内容) ラタノプロスト点眼液 1 日 1 回 1 滴 ドルゾラミド塩酸塩点眼液 1 日 1 回 1 滴 患者からの聞き取りにて、眼科通院中で、お薬手帳に記載の点眼液を使用中であ ることを泌尿器科の処方医に伝えていなかったことが分かった。 前問で最も可能性が高い疾患を患者が治療中であることを眼科医に確認できたの で、泌尿器科の医師に処方変更を提案することにした。提案する薬物の作用機序と して適切なのはどれか。1つ選べ。
1
アドレナリン a 受容体刺激
2
アドレナリン b 受容体刺激
✓ 正解
3
アセチルコリン M 受容体遮断
4
アンドロゲン受容体遮断
5
ミネラルコルチコイド受容体(アルドステロン受容体)遮断
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「アドレナリンα受容体刺激」過活動膀胱の蓄尿症状改善の機序ではない。
  • 3.「アセチルコリンM受容体遮断」抗コリン薬(ソリフェナシン)の機序で、緑内障に注意が必要なため変更の対象。
  • 4.「アンドロゲン受容体遮断」前立腺関連薬の機序で、過活動膀胱ではない。
  • 5.「ミネラルコルチコイド受容体遮断」利尿・降圧薬の機序で、関係しない。

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出典

厚生労働省 公開ページ