第108回実践② 薬剤師 問282
34 歳女性。身長 165 cm、体重 40 kg。統合失調症の診断を受け、外来にて リスペリドン経口製剤で治療を受けていた。内服継続にて症状は安定してきたた め、医師が患者にリスペリドンの持効性注射剤について説明したところ、患者はそ の使用を希望した。そこで、リスペリドンの投与並びに持効性注射剤へ剤形変更す る際の注意点について、担当医から医薬品情報管理室に確認があった。 (検査値) AST36IU/L、ALT18IU/L、BUN5.8mg/dL、血清クレアチニン0.92mg/dL 白血球 4,200/nL、赤血球 340 # 104/nL、Hb 10.5 g/dL 血小板 32.5 # 104/nL (処方) リスペリドン持効性懸濁注射液 25 mg 1 回 25 mg 2 週間間隔で、臀部に筋肉注射する 添加剤 バイアル中 dl︲ラクチドグリコリド共重合体 専用懸濁用液 カルメロースナトリウム、塩化ナトリウム リン酸水素二ナトリウム二水和物、ポリソルベート 無水クエン酸、水酸化ナトリウム 薬剤師が医師に伝える注意点として、適切なのはどれか。2つ選べ。
1
毎回、同一部位に注射する。
2
最大量に増量しても効果が認められない場合は、クロザピンを併用する。
3
薬剤の調製は、冷所から常温に戻して行う。
✓ 正解
4
無月経や月経障害が起こる可能性を、患者に指導する。
✓ 正解
5
悪性症候群を疑う症状が現れた際には、次回の投与量を減量する。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「毎回、同一部位に注射する」投与部位は左右交互にする。
- 2.✕「最大量でも効果不十分な場合はクロザピンを併用する」クロザピンは治療抵抗性での単剤使用が原則で、安易な併用提案は不適である。
- 5.✕「悪性症候群を疑う症状が現れた際には次回の投与量を減量する」悪性症候群はただちに投与を中止して対応する。(※冷所から常温に戻して調製し、高プロラクチン血症による無月経・月経障害を指導する)
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