PH 実践① A-2-2. 脳・体液・酸塩基

第108回実践① 薬剤師 問245

生後 24 日男児。母親は出産後、実家に帰省して子育てをしており、実家 では井戸水で溶かした人工乳を与えていた。生後 12 日から次第に哺乳力が低下 し、生後 24 日に痙れんが出現したため、救急車を要請した。来院時、チアノーゼ を認め、動脈血液ガス分析の結果は、以下のとおりであった。 (検査値) pH 7.15(基準値 7.4 ! 0.5)、PaCO 22.1 mmHg(基準値 40 ! 5 mmHg)、 PaO 71.3 mmHg( 基 準 値 85 ! 15 mmHg)、HCO - 12.7 mEq/L( 基 準 値 2 3 24 ! 2 mEq/L)、メトヘモグロビン 45%(基準値1 2 %)、一酸化炭素ヘモグ ロビン 1.9%(基準値 1 3 %) この患児に対する治療薬として最も適切と考えられるのはどれか。1つ選べ。
1
メチレンブルー
✓ 正解
2
ペニシラミン
3
クエン酸第一鉄ナトリウム
4
チオ硫酸ナトリウム
5
ホメピゾール
ANSWER   正解は 1 全国正答率 —

解説

  • 2.「ペニシラミン」重金属(銅・鉛など)のキレート薬で、メトヘモグロビン血症の治療薬ではない。
  • 3.「クエン酸第一鉄ナトリウム」鉄欠乏性貧血の鉄補充薬で、本病態には用いない。
  • 4.「チオ硫酸ナトリウム」シアン中毒の解毒薬である。
  • 5.「ホメピゾール」メタノールやエチレングリコール中毒の解毒薬である。(※メトヘモグロビン血症にはメチレンブルーが適切)

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出典

厚生労働省 公開ページ