第107回実践③ 薬剤師 問320
62 歳男性。パーキンソン病にて治療をしていたところ、症状が進行し嚥下 が困難になったので、経管投与が開始となった。この患者の妻が薬局に以下の処方 箋を持参した。処方箋を受け取った薬剤師は、医師に簡易懸濁法で投与することを 提案したところ受け入れられた。薬剤師は、妻に簡易懸濁法による投与方法につい て指導することにした。なお、今回の処方薬はすべて簡易懸濁法により投与可能で ある。 (処方 1 ) ビペリデン塩酸塩錠 1 mg 1 回 1 錠( 1 日 2 錠) 1 日 2 回 朝夕食後 14 日分 (処方 2 ) レボドパ・ベンセラジド塩酸塩錠 1 回 1 錠( 1 日 3 錠) 1 日 3 回 朝昼夕食後 14 日分 (処方 3 ) ランソプラゾールカプセル 15 mg 1 回 1 カプセル( 1 日 1 カプセル) 1 日 1 回 朝食後 14 日分 この患者の妻に対する薬剤師の指導の内容として、最も適切なのはどれか。1つ 選べ。
1
朝は処方 1 ~ 3 までの薬剤を、夕は処方 1 と 2 の薬剤を、まとめて懸濁してく ださい。
✓ 正解
2
処方 3 の薬剤はカプセルを外してから、懸濁してください。
3
処方 1 と 2 の薬剤は粉砕してから、懸濁してください。
4
懸濁には、90 ℃以上の熱いお湯を用いてください。
5
薬剤が溶解したのを確認してから、投与してください。
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「処方 3 のカプセルを外してから懸濁する」ランソプラゾールは腸溶性顆粒で、カプセルのまま懸濁する。
- 3.✕「処方 1 と 2 を粉砕してから懸濁する」簡易懸濁法では粉砕せずそのまま懸濁する。
- 4.✕「90 ℃以上の熱いお湯を用いる」約 55 ℃のお湯を用いる。
- 5.✕「薬剤が溶解したのを確認してから投与する」懸濁(分散)であり、完全溶解の確認は不要である。(※朝は処方 1〜3、夕は処方 1 と 2 をまとめて懸濁する)
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