第107回実践③ 薬剤師 問287
68 歳女性。54 歳の頃、精神科でうつ病と診断され 2 年間ほどセルトラリ ン塩酸塩錠を服用し、回復した。10 年前(58 歳時)に内科でパーキンソン病と診 断され、レボドパ 250 mg・カルビドパ配合錠( 1 日 5 錠、朝 2 錠、昼 1 錠、夕 2 錠)で治療を開始した。 3 年前(65 歳時)から薬の作用時間が短縮し、服用後時 間が経つと安静時振戦や運動緩慢など症状の悪化が見られた。舌突出・異常運動、 じっとしていられないなどの症状は出現していなかった。服用回数を 5 回に分割し たところ症状は落ち着いた。 この患者は、その後、薬を頻回に内服することを考えると気分がすぐれなくな り、うつ病が再発したため、 2 年前(66 歳時)から精神科でセルトラリン塩酸塩 錠の服用を再開した。 2 ヶ月ほど前から、 3 年前(65 歳時)のような症状が起こ るようになったと、内科の主治医に相談があった。主治医は、新しく薬物を追加す ることを検討している。現在の処方は以下のとおりである。 (処方 1 ) レボドパ 250 mg・カルビドパ配合錠 1 回 1 錠( 1 日 5 錠) 1 日 5 回 起床時、10 時、14 時、18 時、22 時 28 日分 (処方 2 ) セルトラリン塩酸塩錠 50 mg 1 回 1 錠( 1 日 1 錠) 1 日 1 回 朝食後 28 日分 この患者に追加する薬物として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
1
セレギリン
✓ 正解
2
ロピニロール
3
イストラデフィリン
4
エンタカポン
5
ゾニサミド
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 2.✕「(適切)「ロピニロール」ドパミンアゴニストで、追加薬として適切であり、適切でないものを問う本問の答えではない。
- 3.✕「(適切)「イストラデフィリン」アデノシン A2A 拮抗薬で適切である。
- 4.✕「(適切)「エンタカポン」COMT 阻害薬で適切である。
- 5.✕「(適切)「ゾニサミド」適切である。(※セレギリン〈MAO-B 阻害〉は SSRI のセルトラリンとの併用でセロトニン症候群のリスクがあり、適切でない)
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