PH 実践② B-3-3. 腸疾患(炎症・感染・機能) 2つ選べ

第107回実践② 薬剤師 問254

45 歳男性。体重 45 kg。10 年前に全結腸型潰瘍性大腸炎と診断され、寛 解・再燃を繰り返した後、メサラジン 1,500 mg/日、アザチオプリン 50 mg/日で 寛解維持されていた。 2 ヶ月前より大腸炎が再燃し、上の処方で効果不十分であっ たため、以下の処方にて寛解導入することになった。 (処方 1 ) タクロリムスカプセル 1 mg 1 回 1 カプセル( 1 日 2 カプセル) 1 日 2 回 朝夕食後 3 日分 (処方 2 ) アダリムマブ(遺伝子組換え)皮下注 80 mg ペン 0.8 mL 1 回 160 mg 2 本( 1 回分) 薬剤師のこの患者への説明として、適切なのはどれか。2つ選べ。
1
処方 1 の薬剤は血中濃度を測定しながら服用カプセル数を調節します。
✓ 正解
2
処方 1 の薬剤は腎障害が起こりやすいので、尿量の減少などがあれば薬剤師に 相談してください。
✓ 正解
3
処方 1 の薬剤は低血糖になりやすいので、異常な空腹感や冷や汗、動悸がある ときはすぐに糖分を摂取してください。
4
処方 2 の薬剤は今回のみの使用で終了します。
5
処方 2 の薬剤の使用直後に、まれにふらつきや息苦しさを感じることがありま すが、しばらく安静にすると自然に治まります。
ANSWER   正解は 1・2 全国正答率 —

解説

  • 3.「処方 1 の薬剤は低血糖になりやすい」タクロリムスはむしろ耐糖能を低下させ高血糖を起こしうる。
  • 4.「処方 2 の薬剤は今回のみの使用で終了します」アダリムマブは継続して投与する。
  • 5.「処方 2 の使用直後のふらつきや息苦しさは、安静にすると自然に治まります」アナフィラキシー等の可能性があり、安静で放置するのは不適である。(※タクロリムスは血中濃度を測定しながら用量を調節し、腎障害に注意する)

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出典

厚生労働省 公開ページ