PH 理論① A-11-3. 分析化学(定量・機器分析・分光) 2つ選べ

第107回理論① 薬剤師 問100

キャピラリー電気泳動は、微量の試料の分析に極めて有用であり、臨床検査に おける血清タンパク質の分析にも用いられている。溶融シリカ毛細管を用いたキャ ピラリー電気泳動に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
1
pH 7 の緩衝液を用いると、電気浸透流は陰極から陽極の方向に向かう。
2
キャピラリーゾーン電気泳動では pH 7 の緩衝液を用いると、陽イオン性物質 と中性物質は同時に泳動される。
3
キャピラリーゲル電気泳動でタンパク質を分離すると、分子サイズの大きい順 に検出される。
4
キャピラリー等電点電気泳動では、緩衝液に両性電解質(ポリアミノカルボン 酸など)を溶解して分離を行う。
✓ 正解
5
ミセル動電クロマトグラフィーでは、中性物質の相互分離が可能である。
✓ 正解
ANSWER   正解は 4・5 全国正答率 —

解説

  • 1.「pH 7 で電気浸透流は陰極から陽極の方向に向かう」電気浸透流は陽極から陰極の方向に向かう。
  • 2.「陽イオン性物質と中性物質は同時に泳動される」中性物質は電気浸透流で移動し、陽イオン性物質はそれより速く泳動されて分離される。
  • 3.「キャピラリーゲル電気泳動で分子サイズの大きい順に検出される」ゲルのふるい効果により分子サイズの小さい順に検出される。(※等電点電気泳動では両性電解質を用い、ミセル動電クロマトグラフィーでは中性物質の相互分離が可能である)

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出典

厚生労働省 公開ページ