PH 理論① A-11-3. 分析化学(定量・機器分析・分光)

第107回理論① 薬剤師 問99

固定相としてオクタデシルシリル(ODS)化シリカゲル、移動相としてアセト ニトリルと水の混合液を用いて、ベンゼン、トルエン及びエチルベンゼンの分離を 液体クロマトグラフィーにより行った。この分離に関する記述のうち、正しいのは どれか。1つ選べ。
1
エチルベンゼン、トルエン、ベンゼンの順で溶出する。
2
理論段高さの値が小さいカラムに変更することにより、各成分間の分離度が向 上する。
✓ 正解
3
移動相の流速と各成分間の分離係数は比例する。
4
移動相中のアセトニトリルの割合を大きくすることにより、各成分間の分離度 が向上する。
5
固定相にシリカゲル、移動相に n︲ヘキサン-アセトン混液を用いても、溶出 順は変わらない。
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「エチルベンゼン、トルエン、ベンゼンの順で溶出する」逆相(ODS)では極性の高いベンゼンが先に、疎水性の高いエチルベンゼンが後に溶出する。
  • 3.「移動相の流速と分離係数は比例する」分離係数(選択性)は流速に依存しない。
  • 4.「アセトニトリルの割合を大きくすると分離度が向上する」有機溶媒の割合を増やすと溶出が速まり分離度は低下する。
  • 5.「順相にしても溶出順は変わらない」順相では溶出順が逆転する。(※理論段高さの小さいカラムに変更すると分離度が向上する)

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出典

厚生労働省 公開ページ