第106回実践③ 薬剤師 問298
成人男性の HIV 感染症患者が、発熱や乾性咳嗽の症状を訴え外来受診し た。身体所見として、頭痛、嘔吐などの中枢神経症状はなかった。胸部 X 線検査 で、両側びまん性のすりガラス陰影が認められた。この患者の CD4 陽性リンパ球 数は、120/nL であった。なお下図は、感染時からの経過時間と CD4 陽性リンパ球 数との関係に、CD4 陽性リンパ球数の減少に伴って発症する日和見感染症を示し たものである。 )Ln/(数球パンリ性陽 4DC 帯状疱疹 500 結核 カポジ肉腫 200 ニューモシスチス肺炎 カンジダ症 クリプトコッカス髄膜炎 トキソプラズマ脳炎 サイトメガロウイルス網膜炎 非定型抗酸菌症 50 悪性リンパ腫 HIV 脳症 感染時からの経過時間 図 感染時からの経過時間と CD4 陽性リンパ球数の関係 この患者の症状を引き起こした病原体として考えられるのはどれか。1つ選べ。
1
カンジダ
2
クリプトコッカス
3
サイトメガロウイルス
4
トキソプラズマ
5
ニューモシスチス
✓ 正解
選択肢をクリックして選んでください。
解説
- 1.✕「カンジダ」本患者の日和見感染症の病原体ではない。
- 2.✕「クリプトコッカス」病原体ではない。
- 3.✕「サイトメガロウイルス」病原体ではない。
- 4.✕「トキソプラズマ」病原体ではない。(※CD4 陽性リンパ球数が低下した状況で肺炎を起こしており、病原体はニューモシスチスと考えられる)
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