PH 実践② B-3-3. 腸疾患(炎症・感染・機能)

第106回実践② 薬剤師 問264

63 歳男性。体重 64 kg。左腎にがんを指摘され部分摘出術を受けた。その 後、再発と骨転移、膵転移を認め、分子標的薬の投与が行われたものの再再発との 評価を受け、先月よりニボルマブの単剤療法が開始された。 ニボルマブの投与 3 回を経過した時点で 1 日 6 回以上の下痢、強い腹痛、発熱 37.5 ℃以上、鮮血便を認めたため大腸内視鏡検査を実施したところ、消化管潰瘍 の所見を認め潰瘍性大腸炎と診断された。初期治療に用いる薬剤として最も適切な のはどれか。1つ選べ。
1
ペムブロリズマブ点滴静注
2
アダリムマブ皮下注
3
イピリムマブ点滴静注
4
ロペラミド塩酸塩錠
5
メチルプレドニゾロン錠
✓ 正解
ANSWER   正解は 5 全国正答率 —

解説

  • 1.「ペムブロリズマブ点滴静注」同じ免疫チェックポイント阻害薬で、免疫関連有害事象を悪化させる。
  • 2.「アダリムマブ皮下注」難治例で用いるが、初期治療ではない。
  • 3.「イピリムマブ点滴静注」免疫チェックポイント阻害薬で、症状を悪化させる。
  • 4.「ロペラミド塩酸塩錠」止瀉薬で、免疫関連大腸炎の根本治療ではない。(※ニボルマブによる免疫関連大腸炎の初期治療にはステロイドのメチルプレドニゾロンが適切)

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出典

厚生労働省 公開ページ