PH 理論② A-3-1. 代謝(糖・脂質・蛋白) 2つ選べ

第106回理論② 薬剤師 問166

35 歳男性。身長 173 cm、体重 85 kg。父親が糖尿病。既往歴なし。喫煙歴 なし。機会飲酒。会社事務職で日頃より運動不足であり、毎日 1 L 以上の甘い清涼 飲料水を飲用していた。この 1 年間で体重が 3 kg 増加したが、ここ数ヶ月は体重 の減少を自覚している。 7 日前より全身倦怠感、口渇及び多尿を認めたため外来受 診した。受診時の意識は清明であり、血糖値 480 mg/dL、HbA1c 11.0%(NGSP 値)、尿糖(4+)、尿蛋白(-)、尿中ケトン体(3+)であった。 血糖降下作用を有する薬物の作用機序に関する記述のうち、正しいのはどれか。 2つ選べ。
1
メトホルミンは、ジペプチジルペプチダーゼ︲4(DPP︲4)を阻害することで、 血中インクレチン濃度を上昇させる。
2
カナグリフロジンは、ナトリウム︲グルコース共輸送体 2 (SGLT2)を阻害す ることで、腎尿細管におけるグルコースの再吸収を抑制する。
✓ 正解
3
アログリプチンは、AMP活性化プロテインキナーゼ(AMPK)を活性化する ことで、肝臓での糖新生を抑制する。
4
インスリン デグルデクは、骨格筋や脂肪組織におけるグルコースの細胞内取 り込みを促進する。
✓ 正解
5
リキシセナチドは、グルカゴン様ペプチド︲1(GLP︲1)受容体を刺激すること で、インスリン及びグルカゴン分泌を促進する。
ANSWER   正解は 2・4 全国正答率 —

解説

  • 1.「メトホルミンはDPP」4を阻害」 — ビグアナイド薬で肝糖新生抑制等が機序
  • 3.「アログリプチンはAMPKを活性化」DPP-4阻害薬
  • 5.「リキシセナチドはインスリン及びグルカゴン分泌を促進」GLP-1作動でインスリン分泌促進・グルカゴン分泌抑制

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出典

厚生労働省 公開ページ