第105回実践① 薬剤師 問199
60 歳男性。骨折治療のため入院中。逆流性食道炎のため、 1 ヶ月前からオ メプラゾール腸溶錠 20 mg を 1 日 1 回 1 錠、朝食後に服用している。患者の服薬 アドヒアランスは良好であったが、症状の改善がみられなかった。そのため、医師 から他に有効なプロトンポンプ阻害薬(PPI)がないか薬剤師に相談があった。薬 剤師が PPI と薬物代謝酵素 CYP2C19 に関する文献などを調べたところ、図のデー タを見つけた。当院には、他に PPI としてランソプラゾール腸溶性口腔内崩壊錠 30 mg とエソメプラゾールマグネシウム水和物カプセル 20 mg の採用がある。こ の患者の肝機能及び腎機能は正常であり、ヘリコバクター・ピロリ抗体検査結果は 陰性である。 エソメプラゾールは、オメプラゾールの光学異性体の S 体のみの薬物である。 )%(合割の 4 Hp 内胃のりた当間時 42 * * 100 * * 80 60 EPZ:エソメプラゾール40 mg/日 LPZ:ランソプラゾール60 mg/日 OPZ:オメプラゾール 40 mg/日 40 *p 1 0.05 EPZ LPZ OPZ EPZ LPZ OPZ EPZ LPZ OPZ Homo︲EM Hetero︲EM PM 図 CYP2C19 の遺伝子多型による PPI の薬剤別胃内 pH 抑制効果 (出典)Aliment. Pharmacol. Ther. 2013 Nov;38(9):1129︲37 より引用改変 (Homo︲EM:homo extensive metabolizer, Hetero︲EM:hetero extensive metabolizer, PM:poor metabolizer) オメプラゾール腸溶錠は、オメプラゾールのR 体と S 体の混合物である。その 有効性はR 体と S 体で異なるため、その血中濃度をR 体と S 体とに分別して定量 することによって有用な情報が得られる。血中濃度測定における液-液抽出法によ る血液の前処理と HPLC による分別定量法に関する記述のうち、正しいのはどれ か。2つ選べ。 H C O CH H N CH 3 S N H C
1
(図1)
2
(図2)
✓ 正解
3
(図3)
4
(図4)
5
(図5)
✓ 正解
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