第115回医師F問62 [NEW]
職種:
医師
問題文
その後、努力呼吸と舌根沈下が出現したため気管挿管を行った。CT検査に向か う準備をしていたところ、急にSpO が70%となった(6L/分酸素投与下 。意識 レベルはJCSⅢ-100。脈拍52/分、整。収縮期血圧50mmHg、拡張期血圧は測定 不可。瞳孔径は右4mm、左4mm。対光反射は正常である。左前胸部に皮下気腫 が出現した。聴診では左の呼吸音が消失し、打診で左前胸部に鼓音がみられる。再 度行った迅速簡易超音波検査˝FAST)では心囊腔、胸腔および腹腔内液体貯留はみ られない。 直ちに行うべき処置はどれか。 次の文を読み、63〜65の問いに答えよ。 83歳の男性。食欲が低下し元気がないため妻とともに来院した。 現病歴 : 約6年前から物忘れが目立ち、Alzheimer型認知症と診断されていた。 1年前から記憶の低下がさらに進行し、6分前のことも忘れていることが多かっ た。同居する妻によると、2週前に38℃の発熱があったが市販の総合感冒薬を内 服して解熱したという。その頃から家でうとうとしながら座っていることが増え、 食事量も半分くらいに減った。1週前、通い慣れている施設から家へ帰る道が初め て分からなくなった。昨日トイレ動作にも介助を要するようになったため、他院に おいて緊急で頭部単純CTを行ったが、異常はなかった。本人は特に苦痛を訴えな いが、妻によると4日前から喀痰がみられるという。 既往歴 : 糖尿病でDPP-4阻害薬を服用中である。 生活歴 : 喫煙は20本/日を40年間。飲酒は機会飲酒。妻と2人暮らし。 家族歴 : 父母とも老衰で死亡。 現症 : 意識レベルはJCSⅠ-2。身長165cm、体重60kg。体温37.0℃。脈拍 96/分、整。血圧106/60mmHg。呼吸数22/分。SpO 94%(room air 。眼瞼結膜 と眼球結膜とに異常を認めない。心音に異常を認めない。右下背部にcoarse cracklesを聴取する。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。浮腫を認めない。 瞳孔と眼球運動とに異常を認めない。腱反射は正常で運動麻痺、感覚障害および運 動失調を認めない。 検査所見 : 尿所見:蛋白(安 、糖(安 、潜血(安 、沈渣に赤血球、白血球を認め ない。血液所見:赤血球370万、Hb12.0g/dL、Ht36%、白血球11,300(好中球 79%、好酸球1%、好塩基球3%、単球7%、リンパ球13% 、血小板26万。血液 生化学所見:総蛋白7.5g/dL、アルブミン3.5g/dL、AST22U/L、ALT11 U/L、ALP217U/L(基準115〜359 、γ-GT29U/L(基準9〜50 、アミラーゼ94 U/L(基準37〜160 、尿素窒素29mg/dL、クレアチニン1.1mg/dL、血糖140 mg/dL、HbA1c6.8% (基準4.6〜6.2 、Na136mEq/L、K4.6mEq/L、Cl96 mEq/L、Ca8.2mg/dL。CRP20mg/dL。
選択肢
- 1. 胸腔穿刺 ✓ 正解
- 2. 胸骨圧迫
- 3. 高圧酸素療法˝高気圧酸素治療)
- 4. 心囊穿刺
- 5. 鎮痛薬投与
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解説
解説は準備中です。随時加筆予定です。