DR E G-7-2. 報告・連絡・相談

第114回医師E問34

72歳の女性。高血圧症で通院中の内科外来にて、夫への対応に困っていると相 談があった。夫は2年前に職場を退職した後から飲酒をするようになり、最近はほ とんど外出もせず、朝から家で飲酒することが増えた。飲酒をすると大声を出して 暴れることがある。飲酒をやめるように話しても言うことを聞かず、病院受診を勧 めると「病人扱いをするのか」と怒り出すため、とても困っているという。 この相談を受けた医師の対応として最も適切なのはどれか。
1
直ちに警察に通報する。
2
精神科受診のための紹介状を作成する。
3
夫に直接連絡し、禁酒するよう説得する。
4
地域包括支援センターに相談するよう説明する。
✓ 正解
5
地域の在宅医に連絡し、夫に対する訪問診療を依頼する。
ANSWER   正解は 4 全国正答率 —

解説

  • 1.「直ちに警察に通報する」アルコール依存症は医療・福祉的問題であり緊急通報要件がない場合は警察通報は不適切。
  • 2.「精神科受診のための紹介状を作成する」家族のみで相談している段階では本人の受診意思が確認されていない。まず地域支援機関への相談が先。
  • 3.「夫に直接連絡し、禁酒するよう説得する」本人の同意なく医師が直接接触することはプライバシー・守秘義務の問題がある。
  • 5.「地域の在宅医に連絡し、夫に対する訪問診療を依頼する」本人の同意なく訪問診療を手配することは適切でない。
📊学習履歴を見る

出典

厚生労働省 公開ページ