第117回医師C問59
問題文
32歳の経産婦(2妊1産)。妊娠34週1日。突然の性器出血を主訴に来院した。 第 1 子を妊娠38週で経腟分娩している。体温36.5℃。脈拍84/分、整。血圧 108/64mmHg。腟鏡診で腟内に凝血塊の貯留を認め、子宮口から血液流出が持続 している。計測できた出血量は約250mLである。腹部超音波検査で胎児推定体重 2,230g、羊水量は正常。胎児心拍数陣痛図で10分ごとの子宮収縮を認め、胎児心 拍数波形に異常を認めない。経腟超音波像(別冊No.8)を別に示す。 適切な説明はどれか。 次の文を読み、60〜62の問いに答えよ。 76歳の男性。食欲不振と倦怠感を主訴に来院した。 現病歴 : 1週間前から倦怠感と水様便(1日2回〜4回)が出現した。食欲がな く、おかゆを無理に食べている。悪心はあるが嘔吐、腹痛、黒色便および血便はな い。体重が3kg減少した。37℃台の微熱があるが悪寒戦慄はない。 既往歴 : 高血圧症でカルシウム拮抗薬を内服している。アレルギーなし。 生活歴 : 妻と2人暮らし。喫煙は20歳から40本/日。飲酒歴はない。 家族歴 : 兄が60歳台で大腸癌。 現症 : 意識は清明だがややぐったりしている。身長166cm、体重69kg。体温 37.5℃。脈拍104/分、整。血圧86/50mmHg。呼吸数20/分。SpO 96%(room air)。皮膚は乾燥し、色素沈着を認めない。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めな い。口腔内は乾燥しており咽頭発赤はない。頸静脈の怒張を認めない。甲状腺腫と 頸部リンパ節を触知しない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦、軟 で、圧痛はなく、肝・脾を触知しない。四肢末梢は冷たいがチアノーゼや浮腫を認 めない。ばち指を認める。 検査所見 : 尿所見:蛋白(−)、糖(−)、潜血(−)。血液所見:赤血球437万、 Hb12.3g/dL、Ht34%、白血球5,400(好中球45%、好酸球21%、好塩基球1%、 単球9%、リンパ球24%)、血小板23万。血液生化学所見:総蛋白6.3g/dL、ア ルブミン3.7g/dL、総ビリルビン0.5mg/dL、直接ビリルビン0.2mg/dL、 AST43U/L、ALT78U/L、LD169U/L(基準120〜245)、ALP200U/L(基準38 〜113)、γ-GT96U/L(基準 8〜50)、CK100U/L(基準30〜140)、 尿素窒素 11mg/dL、 クレアチニン1.0mg/dL、 尿酸3.7mg/dL、 血糖92mg/dL、 Na118mEq/L、K4.6mEq/L、Cl89mEq/L、Ca8.4mg/dL。 血清浸透圧 240mOsm/L(基準275〜288)、 尿浸透圧572mOsm/L(基準50〜1,300)、 尿中 Na84mEq/L。胸部エックス線写真(別冊No.9A)と胸腹部造影CT(別冊No.9 B、C)を別に示す。
選択肢
- 1. 「緊急帝王切開が必要です」 ✓ 正解
- 2. 「子宮頸管を縫縮します」
- 3. 「子宮収縮薬を点滴します」
- 4. 「自己血貯血を行います」
- 5. 「副腎皮質ステロイドを筋肉注射します」
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解説
解説は準備中です。随時加筆予定です。