OT 午後 D-6-4. 装具・福祉用具・自助具

第59回午後 OT 問12

58 歳の男性。脳梗塞後の左不全片麻痺。Brunnstrom 法ステージ上肢Ⅲ、手指 Ⅲ、下肢Ⅲ。短下肢装具装着で杖歩行が可能である。MMSE は 25 点、高次脳機能障害はない。利き手は右手である。山間部に在住であり自動車の運転が必要である。同居の妻は運転免許を取得していない。オートマチック車での運転再開に向けて作業療法を開始した。 運転再開支援で最も適切なのはどれか。
1
運転免許を更新するために教習所に通うように指導する。
2
運転再開には臨時適正検査を受けるように指導する。
✓ 正解
3
スライディングボードを使用するように指導する。
4
運転時には妻を助手席に乗せるように指導する。
5
運転再開の許可は作業療法士が行う。
ANSWER   正解は 2 全国正答率 —

解説

  • 1.「教習所に通うように指導する」脳梗塞後の運転再開では教習所通学よりも、病状に応じた安全運転相談や臨時適性検査の確認が重要である。
  • 3.「スライディングボードを使用する」本症例は短下肢装具と杖で歩行可能であり、車椅子移乗を前提とするスライディングボードの指導は優先されない。
  • 4.「妻を助手席に乗せる」妻は運転免許を取得しておらず、運転能力の医学的・制度的確認の代替にはならない。
  • 5.「運転再開の許可は作業療法士が行う」作業療法士は評価・助言はできるが、運転再開の可否判断は公安委員会や医師の判断を含む手続きに基づく。
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出典

厚生労働省 公開ページ